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2024.02.26
医療・介護・ヘルスケア

ベトナム視察団が「ウェルケア悠」を訪問 介護の現場を見学

2024年2月29日、奈良県大和郡山市田中町にある医療法人悠明会の介護老人保健施設「ウェルケア悠」に、ベトナムの視察団が訪れました。
この訪問は、医療・介護・ITを専門とする当社、ウェルグループ・ウェルコンサル(大阪市、代表:井村征路)が主催し、2月26日から5日間にわたる日程で実施されました。本プロジェクトは、JICA(国際協力機構)の中小企業・SDGsビジネス支援事業を活用し、発展途上国の課題解決に資する日本企業のビジネス支援を目指しています。

リハビリ職員育成プログラムの導入
当社が開発したリハビリ職員の人材育成プログラムをベトナムの教育機関に導入し、将来的には日本での就業につなげることを目的としています。視察団には、大学や理学療法士団体の関係者5名が含まれ、来日後には日本国内の学校や医療・福祉施設を視察しました。

「ウェルケア悠」での見学内容
「ウェルケア悠」では、井村代表が当社の事業内容や、ベトナムとの深い関係について説明しました。視察団は施設職員の案内のもと、リハビリや入浴の状況、使用されている器具などを見学し、実務を通じて知識や技術を習得する学生の実習の様子も視察しました。視察団は職員に対し熱心に質問し、現場の詳細な情報を収集しました。

視察団の感想と今後の展望
ベトナムのペニカ大学医学技術学部長でリハビリ協会総秘書のカオ・ミン・チャオ氏は、「ベトナムも高齢化が進んでいるため、人材教育や医療、リハビリの分野で学ぶことが多かった。お互いに利益のある協力関係が築ければ」と期待を寄せました。

ベトナム現地法人の設立
当社は今月、ベトナムに現地法人を設立予定です。井村代表は「人材教育のノウハウとともに、日本の介護とケア、そしてそれに伴う心の部分も世界各地に輸出していく第一歩にしたい」と意欲を示しました。

この視察を通じて、ベトナムと日本の介護・医療分野での連携が深まり、両国にとって有益な協力関係が築かれることが期待されています。視察にご協力いただいた施設関係者の皆様、そしてベトナムからお越しいただいた皆様に感謝申し上げます。